脳卒中治療ガイドライン2021(改定2025)が発表されましたver.1【ブログ】

こんにちは。Brightの髙根です。
6月頃からHPの大幅改修を行っていました。
新たな試みとして今月からスタッフのブログをお知らせ欄にぼちぼち投稿していこうと思います!

ということで今日が第1弾ですっ

6月30日に日本脳卒中学会から脳卒中治療ガイドライン2021【改定2025】が発表されました。
そもそもガイドラインってなに?って話ですが、、、
簡単にいうと脳卒中の治療やリハビリに関して「科学的に効果がある方法」をまとめた指針です。
これだけを知っておけばOKというものではなく、最低限しっている必要がある内容です。

さて今回【改定2023】→【改定2025】のリハビリテーションの項目の中で変更があった点についてみていきます。

・1つ目(2-3 歩行障害)
【改定2023】歩行ができない発症後3ヶ月以内の脳卒中患者に対して、歩行補助ロボットを用い歩行訓練を行うことは妥当である。(推奨度B エビデンスレベルB)
【改定2025】エクソスケルトン型歩行補助ロボットを用いた歩行訓練を行うことは妥当である。(推奨度Bエビデンスレベル高

【改定2023】の時点でロボットを使用した歩行訓練は推奨されてはいましたが、発症後3ヶ月以内などと条件が限定的でした。しかし【改定2025】ではエクソスケルトン型【外骨格型】とより詳細な方法が明かされています。しかし、‘‘生活期での歩行訓練の強度決定については、一定の結論がでていない‘‘という文に変更はありませんでした。

・2つ目(2-3歩行障害)
【改定2023】では推奨欄には記載されていなかったものの、解説欄では記載されていたバーチャルリアリティーを用いた歩行訓練や認知運動二重課題を用いた歩行訓練が、【改定2025】では(推奨度Bエビデンスレベル高)と変更がありました。

歩行訓練に対するエビデンスへの髙根の見解
ガイドラインではロボットやバーチャルが推奨されてきてはいるものの、地方の臨床現場では導入していのは稀です。そもそもBWSTTが使われていないところも多いのではないでしょうか。なぜ有効といわれているのに、導入されないのか?ずばり、費用対効果が関係していると考えます。最新の機器はコストがかかります。利益がでないことに投資することはなかなか難しいですよね。医療の発展が進むとともに現場との乖離もどんどん進んでいっていると思われます。しかし、機器が無いからリハビリが出来ないわけではありません。限られた環境の中でも治療効果が高いとされる方法を模索しながら最良の選択をできるよう研鑽し続けていきましょう。

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