この度、施設からの在宅復帰を目指してサポートを開始したご利用者様をご紹介します!
脳梗塞を発症された高齢の女性のご利用者様です。
急性期病院を退院される際、生活動作において介助を必要とする状態であったため、ご自宅への復帰が難しく、施設での生活を選択されました。
脳梗塞を発症されるまでは、ご自宅の畑での作業が日課でした。
収穫した野菜をご家族や近所の方へお裾分けし、喜んでいただくことが日々の楽しみとなっていました。
発症後は右半身に麻痺が残り、思うように身体を動かすことが難しくなりました。
畑仕事は続けられなくなりましたが、病院では回復を目指して、前向きにリハビリを続けられていました。
右半身の麻痺が残存していたことから、日常生活では引き続き介助を必要とする状態が続いていました。ご家族だけで支えるには身体的な負担が大きかったため、退院後は安心して生活ができるよう、施設での生活を選択されました。
施設入所後は、病院時と比べるとリハビリの回数が限られていたため、右半身の回復に向けた練習を続けることが難しい状況にありました。その結果、日中は車いすやベッドで過ごす時間が徐々に増えていきました。
ご家族様は面会に訪れるたびに、少しずつお身体の状態が変化していく様子を目にしておられました。以前との違いを感じることも多く、その姿を見ることが心苦しく感じられる日々だったと伺っています。
そのような中で、ご家族様がBrightへご相談に来られました。
お話を伺いながら、私たちは 「環境を整えたうえで施設を退所し、ご自宅での生活を続けながら、短期集中で身体機能の回復を目指し、介助量の軽減を目指すこともできます」 という選択肢をご提案しました。
Brightでの自費リハビリは、ご本人様の状態に合わせて、より専門的に機能回復を目指すことが可能であることをお伝えしたところ、「もう一度、回復を目指したい」というお気持ちがご家族様の中に芽生えたそうです。
その思いを支えに、ご家族様は勇気を持って施設を退所し、在宅での生活へと踏み出されました。
自宅へ戻られた後、Brightでは週2回の訪問リハビリを開始しました。
開始当初は、ベッド上での寝返りや起き上がり、車いすへの移乗動作などに介助が必要な状態でした。
訪問リハビリでは、身体機能の回復だけでなく、ご自宅での介助量をできる限り軽減し、ご家族様とともに安心して生活できることを目標に、約半年間継続して取り組んでいただきました。
その結果、約半年後には、寝返り・起き上がり・ベッドから車いすへの移乗動作がご自身で行えるようになり、自宅での生活の幅が大きく広がりました。
リハビリ終了後、ご家族様からは下記のような嬉しいお言葉をいただけました。
『右半身が麻痺してしまった母をどうにか歩けるようにしてやりたい。と、藁にもすがる思いで連絡させていただきました。最初の頃は緊張していた母も、気さくにやさしく声をかけて頂き、時には母の興味のある話を質問されながら楽しくリハビリをして頂きました。
最初の頃は立つことさえできなかった母が、今では車椅子の移乗もスムーズにできるようになりました。本人の努力もありますが、毎週来て熱心にリハビリをしていただいた先生のおかげと感謝しております。
決して安価なリハビリではありませんでしたが、今ではお世話になってよかったなと思っております。
ありがとうございました。』
このように、施設で生活されていた方が環境を整え、ご自宅へ戻られたうえでリハビリを継続し、機能の回復を目指していくことは、決して容易なことではありません。
しかし、「回復を諦めたくない」というお気持ちは、決して特別なものではなく、とても大切な思いです。
Brightでは、その思いに寄り添いながら、ご利用者様とご家族様が前向きに取り組めるよう、可能な限りサポートを行ってまいります。
一人でも多くの方が、ご自宅でその方らしい生活を続けられるように。
私たちはこれからも、地域での生活を支えるリハビリテーションに取り組んでいきます。
Brightでは利用者様の目標に合わせたオーダーメイドのリハビリを提供します。
無料相談・リハビリ体験受け付けております。気軽にお問合せください!











